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エプソンの人によると

2008.08.05 Tuesday 21:16 | by ユキヒロ
 東川フォトフェスでプリントワークショップを行うために訪れていたエプソンの人の話。

 プリントの技術者(要はプリンター:ややこしいですが)はずっと説明をしていたので直接話を聞くことができなかったのですが、同行していたエプソン販売の人によると、その技術者は都写美で行われた森山大道展の大判プリントも担当したとのこと。そして、エプソンの中では「できるだけシンプルな作業を心がけている」とのことです。要は担当者個人のノウハウに依存するのではなくて、誰がやっても同じクオリティが出るように、なるべく単純な方法を体系化して共有しているらしいのですね。

 グラデーションレイヤを使ったシャドウのコントロール方法などもデモしていましたが、途中から見たので頭に入らず。もうちょっと突っ込んでみるべきだったと今更ちょっと後悔。名刺も貰い損ね。うーん、だめじゃん。

JUGEMテーマ:写真

まとめ・新しく読まれるかたへ

2008.06.20 Friday 23:53 | by ユキヒロ
 検索等であらたに辿り着かれるかたもいらっしゃるでしょうから、このブログでやろうとしていることをあらためてまとめておきます。

 ここ数年で写真の世界には完全にデジタル技術が入り込み、遂には高いクオリティでモノクロ印刷ができるインクジェットプリンタが登場してきました(具体的にはEpsonのPX-5500以降)。これまでのように暗室を準備したり薬品を常備しなくても、少しばかり機材に投資するだけで、誰でもがモノクロ写真を楽しめる時代に変わってきたのです。

 ところで、従来の銀塩でいい作品を作るには、暗室テクニックに加えて、フィルムの選択や露出の追い込みといったすべての工程が重要とされてきました。事実、銀塩モノクロに長けている人は、上流から下流に至る自分なりの「ワークフロー」を持っています。

 出力がデジタルに変わったとしても、撮影から出力に至るまでの各工程の重要性は変わらないはず。ところが巷に溢れる情報は、プリンタのメニューの説明であったり、Photoshopのコマンドの説明であったりと、残念ながら下流寄りがほとんどです。

 もうちょっと上流から考えていくべきではないかと考えて、自分の勉強用としてブログを開設したというわけです。というか、上流から下流まで一気通貫でモノクロを論じたコンテンツが存在しないので、自分で作ってしまったというわけです。

 つまり、扱っているテーマは、
明るい暗室で楽しむモノクロ写真
であり、言い換えると、
デジタル出力で楽しむモノクロ写真
ということになります。

 非常に遠大なテーマを掲げてしまっていますが、やれることは限られていますし、所詮個人の勉強ノートなので、汎用的なテキストになるようなまとめかたはしていません。その点はご承知おきください。

 さて、ワークフローにはいろいろなバリエーションが考えられますが、現時点で僕が追いかけているのは、

・モノクロフィルムで撮影し
・フィルムスキャナでスキャンし
・デジタルプリンタでモノクロプリントをする


というフローです。

 ですので、フィルムやフィルム現像(RAW現像ではなく)に関するエントリーも少なくありません。今更フィルムなんて興味ないよ、という人は無視してください。

 一方、

・デジタルカメラで撮影し
・デジタルプリンタでモノクロプリントをする


というワークフローは、僕自身が研究中のため、詳しく語れるほどにノウハウを持っていません。

 さて、1年半近くに亘って、フィルム撮影→フィルムスキャン→デジタルモノクロプリント、というワークフローを実践してきて感じたことは次のとおりです。

★銀塩に近い質感(とくにハイライト)を出したいなら、デジタルで撮るのではなくてフィルムで撮ったほうが素直に仕上がる
(モノクロフィルムではなくカラーネガフィルムでもよい。ただしポジフィルムはあまりお勧めしない)

[08/07/02追記]
・ISO400クラスのカラーネガフィルムはコンビニなどでも買えて便利ですが、粒状性が強すぎるのとスキャナで読み込んだときに階調が不足気味となるため、あまりお勧めしません。もしもスキャンする場合はシャープネスは弱めに設定してみてください。

・ポジフィルムは白飛びしないようにきちんと露出をコントロールすれば使えます。ただし、フィルムベースが厚いせいなのか、民生用のスキャナではハイライト部分が周囲に滲むフィルムがあるため、フィルムを選ぶ際には十分なテストを行なってください。また、ISO400クラスは粒状性がかなり強い一方で、低感度クラスは粒状感がなくてヌメっとした感じになり、いずれもモノクロフィルムの質感とはずいぶんと違ってみえます。

・モノクロフィルムは現像をやや浅めにしたほうがスキャンしやすいようですが、引き続き評価中です。スキャン時に過度のシャープネスは避けてください。


★フィルムスキャナのクオリティが鍵を握る
(35mm主体ならFlextightかNikon COOLSCAN 9000、中判以上が主体ならEpsonのフラットベッドでも可、35mm専用のCOOLSCANはネガには不向き)

★ペーパーは自分の好みに合うものが見つかるまで徹底的に探す
(スタートポイントとして月光のグリーンラベルとピクトリコのベルベッティあたりから試してみる)

[08/07/02追記] ピクトリコのベルベッティよりも月光グリーンラベルのほうが、エプソンドライバを同じ設定でプリントしても、コントラストが若干強く、かつ、シャドウがやや潰れ気味の結果が得られます。シャドウ域のデータの作りかたに注意が必要です。インクが乗ったところとの光沢差を意味するグロスディファレンシャルは月光グリーンはほとんどありません。ただ紙白が白すぎるような感じも受けます。

 また、デジタルで撮影する場合は次の点に注意が必要と感じています。

★白飛びしやすいためハイライトを温存するなど露出はシビアに考える

★フィルムとは特性曲線が異なるので、Photoshopでトーンを調整するテクニックを自分なりに身に付ける

 そして、フィルム撮影だろうがデジタル撮影だろうが、

★とにかくたくさんプリントして自分なりのノウハウを積み上げていく
★写真展に行っていろんなプリントを見る、写真集をたくさん見る

ことが重要と思います。

 このところ断片的なエントリーが続いていますが、以上のような観点で読んでいただけると、あぁ、こいつはこんなことをしようとしているのか、というのが少しは分かっていただけかと思い、まとめてみました。(まぁノウハウなんてのは水物なので、明日になったら違うことを言っているかもしれませんけど)


JUGEMテーマ:写真

最近のワークフロー

2007.07.16 Monday 00:41 | by ユキヒロ
 モノクロデジタルのワークフローとは、要は上流から下流まで、自分の手順を確立することだと思っています。

 ところがおかしなことに、モノクロデジタルのハウツーには、なぜか決まって「カラー・モノクロ変換」といったような木を見て森を見ず的なテクニックしか述べられていません。そういう風潮には違和感を感じます。

 以下は最近の僕のワークフローの一部。しばらくはこの手順で精度を高めていくつもりです。なお、撮る対象も仕上げる方向もひとそれぞれですから、まぁ参考程度に。

撮影
 主にモノクロフィルムを使って撮影(フィルムはいろいろとテスト中)
 フォーマットは取り扱いやすさから35mm
 KODAK XTOL 1:1で自家現像

キャプチャ
 NIKON COOLSCAN V EDでスキャン
 スキャンソフトはNIKON純正かVueScan(どちらか結果のいいほう)

処理
 Photoshop CS3でトーンほかを調整

印刷
 EPSON PX-5500でプリント
 印刷ソフトはQuadTone RIPを使用
 ペーパーはInnova FibaPrint Warm Toneか、ピクトリコ ベルベッティ

ウェブ掲載時
 Photoshop CS3で縮小(以前は縮小専科を使用)

デジタルネガ

2007.07.01 Sunday 10:53 | by ユキヒロ
 「デジタルネガ」という手法をご存知でしょうか。銀塩とデジタルを融合させたモノクロ写真の処理方法です。

 Photoshopで処理したモノクロ画像を透明OHPシートに反転画像としてデジタルプリントし、そのシートを密着焼きして銀塩プリントを得るというものです。なんでこんな面倒くさいことをするかというと、「オルタナティブプロセス」と一般に分類される処理(サイアノタイプとか、アルブミンとか、パラジウムプリントとか)を主な目的としているためです。

 デジタルネガでは、密着に使うネガ原版の大きさはOHPシートとデジタルプリントのサイズによってどうにでもなりますので、撮影時のフォーマットを問わずさまざまな仕上がりサイズが得られます。従来大きなプリントを得ようとすると拡大ネガを作らなければなりませんでした。

 本物の暗室が必要なので誰にでも楽しめるというわけではありませんが、デジタルプリントでは再現が難しい、化学処理ならではの仕上がりを目指したいかたにお勧めでしょう。

 このデジタルネガについて詳説している本が「Digital Negatives / Using Photoshop to create digital negatives for silver and alternative process printing」です。PX-5500(米国モデルR2400)に、プリントツールとして何回か紹介しているQuadTone RIPを組み合わせています。QTRの専用プロファイルは著者のウェブからダウンロードできます。



 第4章と第5章が著者のウェブで読めますので、興味あるかたはどうぞ。

 デジタルネガおよびオルタナティブプロセスについては、The Alchemist's placeザ・プリンツを参照してください。また、Dan Burkholder氏のページも情報が豊富です。

 とくにAlchemit's Placeの「ScanDotCalc」ドキュメントのイントロ部分に、デジタルネガのことが詳しく書かれています。

 なお、デジタルカメラのRAWファイルや、フィルムをスキャンしてCDに焼いたデータも、一部で「デジタルネガ」と呼ばれていますので混乱に注意してください。

Imaging Workshop発売

2007.05.03 Thursday 00:56 | by ユキヒロ
 EPSONから発表のあったプリントワークフローソフト、Imaging Workshopが4月26日に正式に発売となり、あわせて体験版もダウンロードが可能になりました。

 定価29,800円で、6月末までは24,800円だそうです。Adobe Photoshop Lightroomを意識した価格設定なのでしょう。

 モノクロ化の機能(チャネルミキサーなど)も備わっているとのことです。興味あるかたはお試しください。

35mmからA3プリント

2007.04.15 Sunday 00:49 | by ユキヒロ
 フィルム選択、撮影、フィルムスキャンといった入り口がしっかりできていれば、35mmフィルムからでもA3程度(四切〜半切)のプリントは問題なく作れそうだ、という自分なりの結論に至りつつあります。

 現在いろいろとテスト中。

デジタルワークフローを考える(メモ)

2007.04.07 Saturday 02:54 | by ユキヒロ
 ここ一年前くらいから、写真の世界で「ワークフロー」あるいは「デジタルワークフロー」という言葉が当たり前のように使われるようになった。一般のカメラ雑誌にも普通に載っている。

 「ワークフロー」を訳すと、字義からは「作業(work)の流れ(flow)」ということになる。

 なので、ワークフローの解説を読むと、RAW現像をして、Photoshopで加工して、プリンタで印刷して、といった一連の手順が説明されている。しかし、これは誤りである。

 僕なりのワークフローの定義は、「撮影条件が変わろうとも、顧客が求める品質を一貫して保ち、かつ期日内に納品するための手順」である。つまり「品質」と「納期」という概念が入る。このふたつを考えずに作業手順だけを取り出してもワークフローにはなり得ない。ついでにいうと「品質」には「再現可能(reproducible)」という概念も含まれている。今日作業しても明日作業しても同じクオリティが出てこなければならない。

 「品質」と「納期」は仕事の世界である。趣味の世界では普通は考える必要がない。

 アマチュアカメラマンやプロカメラマンであっても仕事以外の撮影に「ワークフロー」という考え方がなじまないのは、このためである。今日画像処理したデータと明日画像処理したデータが気分によって違っても、咎める人は誰もいないからだ。また、Photoshopなどのソフトウェアを使うこと自体がひとつの楽しみになっている場合もある。

 さらにもう一つの問題は、アマチュアカメラマンは「ワークフロー=単なる作業の流れ」として理解しているのに対して、プロカメラマンは「ワークフロー=品質と納期を含めた作業の流れ」ということを無意識に理解しているために、両者の会話には知らない間に齟齬が生じてしまう。

 世間に流れている「ワークフロー」に関する情報を読むときは、いずれの観点で書かれたものか(いずれの立場の人が書いたものか)をみきわめる必要があり、逆に「ワークフロー」に関する情報を提供するときは、書き手のスタンスをはっきりさせる必要があるだろう。

備考:このブログでの「ワークフロー」には「品質」は含むが「納期」は含まない、多分。

モノデジのワークフロー

2007.03.04 Sunday 22:21 | by ユキヒロ
0. 構想を練り機材を選択する
- 必要に応じてセットを組む

1. 撮影する
- フィルムまたはデジタルを問わない
- 基本的にカラー/モノクロを問わない
- フィルムの場合はポジ/ネガを問わない

2. デジタルデータとして入力する
- フィルムの場合は現像後にフィルムスキャン
- デジタルの場合はRAW現像(JPEGならそのまま)

3. 画像処理をする
- PhotoshopやLightroomなど

4. プリンタで出力する
- PX-5500/PX-5800など
- 用紙の選択/ブラックインクの選択がひとつの鍵

5. 飾る・見せる・保存する
- マット/額装
- 展示
- 保存

てな感じでしょうかね。[1]から[5]をカテゴリーで分けながらメモ代わりにまとめていきます。[0]は「前提」に書いたように触れません。

 なお、[2]、[3]、[4]の個別テクニックに関する本は巷に溢れていますが、不思議なことに、一気通貫の本はあまり見たことがありません。唯一知っているのが、ナショナルジオグラフィックの「プロの撮り方デジタルカメラ/画像編集編」くらいでしょうか。

 つまり、このブログのコンテンツが揃った暁には、画期的なムックが出来上がるということかも?? 出版社からの連絡をお待ちしています(笑)。