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デジタルコンタクト(問題と対策編)

2007.09.07 Friday 15:22 | by ユキヒロ
デジタルコンタクト
デジタルコンタクト(作成編)
から続きます。

 フィルムをスリーブごとスキャナで読み込んでプリンタで出力する「デジタル・コンタクト」あるいは「デジタル・ベタ」は、暗室を必要とせずに手軽に作成できるというメリットがありますが、大きな問題が存在します。

 答えの前に、まずコンタクトの目的をおさらいしてみると、

(1) ネガフィルムに何が写っているかを大雑把に把握する
(2) (主にルーペを使い)構図とピントチェックを行って本焼き候補を選ぶ

のふたつがあるかと思います。
 ところが、デジタルコンタクトでは、このうちの目的(2)に対応できないんです。

 試しに、PX-5500でプリントしたデジタルコンタクトを、スキャナで読み込んでみると、

こんな風にインクドットが見えてしまいます(取り込み時2400dpiでの原寸)。つまりピントチェックをしようとルーペで覗いても、インクドットがくっきりと見えてしまい、だいたいは分かるものの、本当にピントが合っているのかどうかが確認できないのです。

 PX-5500は2880dpiでの印刷が指定できますが、インクドットが小さくなるわけではないので結果は変わりません。また、これはプリンタの問題なので、スキャン時の読み取り解像度を高くしても変わりません。ちなみに写真は「三丁目 24」という町名表示板に蔦が絡まっているところです。

 一方の銀塩コンタクトは当然ながら拡大してもドットは見えません(同じく2400dpiでの原寸)。

化学反応はさすがですね。「員」の横線までつぶれずに判読できます。

 ではどうするか。デジタルコンタクトは割り切って使うしかなさそうです。

(A) ネガフィルムに何が写っているかを把握する目的にとどめる
(B) コマの全体の印象からピントを脳内変換する
(C) フィルムを高解像度で取り込んでおいて、ピントチェックは画面上でする
   →ファイルサイズが大きくなってしまいます
(D) 拡大してプリントする(インクドットが相対的に小さくなる)
   →150%拡大でA3にぴったり。老眼には良いが用紙コストアップ
(E) 技術の進歩によるプリンタの改良を待つ
   →あと何年?
(F) やはり銀塩に勝るものはないと、暗室を復活させる
   →魅力的なオプションですが...

 ということで、時間をかけてテストしてみたものの、問題点だけが浮き彫りになったという(苦笑)デジタルコンタクトなのでした。

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コメント
こーゆーオチか・・・・・。

ピントチェックは、「ネガ」を見るのが基本だと思ふけど?
  • yukinyaa
  • 2007/09/08 09:31
もちろんネガでチェックするにしても、
一次セレクトに使えないかと目論んでいたんです。
  • ユキヒロ
  • 2007/09/08 12:32
インクジェットは、ルーペ御法度です。
悲しくなりますので。
昇華型とかレーザープリンタ(銀塩ペーパー使うやつ)だったら、どうなの?
  • yukinyaa
  • 2007/09/09 08:25
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