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EPSON PX-5V

2011.02.11 Friday 12:46 | by ユキヒロ
 本家のブログ「ふぐり日記」からの転載です。

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 エプソンから新しく出た顔料プリンタPX-5Vをテーマにしたブロガー交流イベントに参加してきました。

 PX-5Vの詳細はエプソンの製品ページを見てもらうことにして、それ以外のポイントを少し。

◆製品の紹介
 ・2002年の4000PXを皮切りにプロセレクションを展開、PX-5VはPX-5500→PX-5600の後継機

・今までの4桁の型番は、とくにシニアユーザーが覚えられないという課題が指摘されていたので、他社一眼レフのフラグシップ機の型番を真似て一桁にした

・2月24日発売、価格はオープンだが、PX-5600の実売と同じ価格帯を想定(8万円台後半)。米国では3月の発売を予定。

・「お客様の要望に徹底的に応えたプリンターです」として以下の5点を強調。

(1) インクジェット感(粒状感)が残る:  2pl(ピコリットル)の噴射を新たに設けて、2pl/3pl/7plの三段階にして、粒状性を軽減した。開発部隊は良く頑張ってくれた。ちなみに、キヤノンは3pl、HPは4pl。これを「ピコリットル戦争」と呼ぶらしい。

(2) インクがすぐになくなる/ブラックインクの交換が面倒:  大容量インクカートリッジにした。ヘッドキャリッジとは分離した「オフキャリッジ」方式を採用し、ヘッドの軽量化を合わせて実現。ただし、新しいカートリッジの容量は非公開。カートリッジの価格は2,430円、9色パックで20,700円を予定。フォトブラックとマットブラックは両方装着しておきドライバから切り替える。ランニングコストはPX-5600と同等とのこと。

(3) 給紙が上後方でやりにくい:  厚紙はフロントローディングにした

(4) 複数パソコンでの共有ができない:  イーサネット搭載、無線LAN(WiFi)搭載。WiFiではiPhone/iPadからもプリント可能。

(5) 撮影後に早くプリントを見たい:  PictBridgeに対応した。

・その他の特徴として、内部のフレームの剛性を高めて、紙送り精度の向上や全域でのムラの排除を図った。ただし、その代償として重量が15kgと重くなった。(PX-5500は11.5kg)

・フォトブラックとマットブラックの切り替えのときに、インクチューブ内の残りインクを全部排出しない「インク節約モード」を設けた。インクのムダは減るが、1枚目の印刷のときに若干のインク混合が生じる可能性がある。

・フォトブラックとマットブラックはどちらか片方しか使わない場合でも両方装填していないとプリントできない。一方がなくなった場合は他方のみでプリントはできない(たとえば、マットブラックがない状態でフォトブラックのみではプリントできない)。なおインクは、これまでと同様に、開封後6か月で使い切って欲しい。

・インク容量は増やしたが、オートシートフィーダーに入れられる用紙は20枚と変わらない。大量印刷のときは今までと同じように「付き添い」が必要。 ・用紙はとくに新製品の予定はなし。バライタもやらない。

◆写真家・吉田 繁氏の話
・日本はプリントがカネにならない(売れない)
・昨年のアルル・フォトフェスティバルにデジタルプリントを持っていった。キュレータから「このプリントに触っていいか」と訊かれた。日本ではデジタルプリントに触っていいかなどということを訊かれたことは一度もない
・それ以来、プリントに対する自分の認識・姿勢が変わった
・アルルでは最低でもA3、大きい人はA1で持ってくる。ただしキュレータはドットレベルで細かく見る
・なぜこのペーパーを使ったのかを、きちんと論理的に説明できないといけない
・ペーパーのpH値を訊かれる。日本のペーパーにはそういう情報がない
・給紙作業を含めてペーパーのインク面を指で触らない。pH値が変わってしまう
・日本の写真家はペーパーにうるさくない。欧米はギャラリーからさんざん言われるため意識が違う
・パッチ(テストパターン)は、0(黒)とLab 1/2/3・・・といった対比で作り、ペーパーのシャドウを確認している(和紙が特にシャドウが出ないため)
・アンシャープマスクはエッジが立ってしまい欧米のキュレータから嫌われるので、ハイパスフィルタを適用してシャープネスをかけている
・カラープリントは基本はエプソンのドライバ任せ。色相がねじれるときだけ、ICCプロファイル+相対的な色域を維持でプリント
・プリントのサイン(autograph)は難しい。エディションを通じて同じサインができるように練習が必要。英語か漢字のどちらがいいかも悩ましい
・PX-5Vで100枚以上テストプリントをしたが、手差し給紙がほぼ百発百中になった。PX-5800では和紙の給紙に苦労したが、PX-5Vでは斜めになったりすることもない
・インクカートリッジ容量のアップは、最初のセットではチューブへの充填分があるため、それほど実感できない。2セット目以降で実感できる

 参加者は顔なじみの人が多数。話をしているのは吉田 繁さん。

 はるばる長野から参加のhanchanさん。右はdojou7さん

 アート系のペーパーはフロントから入れる。新藤さんの後頭部を狙ったわけではありません(笑)。


 Phase Oneで撮った夏島周辺の写真をテストプリントさせてもらった。ペーパーはエプソンの「Velvet Fine Art」で、プロファイルを適用せずにドライバのAdobeRGBモードで。右側のモノクロプリントは新藤さんのテストプリント。カラー画像をドライバでモノクロとして指定。インクが完全に乾いていないためか、あるいは環境光(普通の蛍光管)のためか、モノクロはややG被りの印象。

#プリンタドライバが最終版かβ版か確認しませんでしたが、「双方向印刷」のチェックボックスがかなり深い(分かりにくい)ところに置かれている点は改善をお願いしたいところ。

 テストプリントを自宅で見ていますが、精細度がとても高く感じられます。PX-5500に比べて粒状感やグラデーションもかなり良くなっているような気がします。

 3月に入ったらモニターとして実機を貸してくれるそうなので、またいろいろとテストしてみたいと思います。エプソンの皆さん、ありがとうございました。


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