<< HP B9180のモノクロモード | main | Innova FibaPrint Warm Tone >>

スポンサーサイト

2012.02.06 Monday | by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


  • -
  • -

デジタルワークフローを考える(メモ)

2007.04.07 Saturday 02:54 | by ユキヒロ
 ここ一年前くらいから、写真の世界で「ワークフロー」あるいは「デジタルワークフロー」という言葉が当たり前のように使われるようになった。一般のカメラ雑誌にも普通に載っている。

 「ワークフロー」を訳すと、字義からは「作業(work)の流れ(flow)」ということになる。

 なので、ワークフローの解説を読むと、RAW現像をして、Photoshopで加工して、プリンタで印刷して、といった一連の手順が説明されている。しかし、これは誤りである。

 僕なりのワークフローの定義は、「撮影条件が変わろうとも、顧客が求める品質を一貫して保ち、かつ期日内に納品するための手順」である。つまり「品質」と「納期」という概念が入る。このふたつを考えずに作業手順だけを取り出してもワークフローにはなり得ない。ついでにいうと「品質」には「再現可能(reproducible)」という概念も含まれている。今日作業しても明日作業しても同じクオリティが出てこなければならない。

 「品質」と「納期」は仕事の世界である。趣味の世界では普通は考える必要がない。

 アマチュアカメラマンやプロカメラマンであっても仕事以外の撮影に「ワークフロー」という考え方がなじまないのは、このためである。今日画像処理したデータと明日画像処理したデータが気分によって違っても、咎める人は誰もいないからだ。また、Photoshopなどのソフトウェアを使うこと自体がひとつの楽しみになっている場合もある。

 さらにもう一つの問題は、アマチュアカメラマンは「ワークフロー=単なる作業の流れ」として理解しているのに対して、プロカメラマンは「ワークフロー=品質と納期を含めた作業の流れ」ということを無意識に理解しているために、両者の会話には知らない間に齟齬が生じてしまう。

 世間に流れている「ワークフロー」に関する情報を読むときは、いずれの観点で書かれたものか(いずれの立場の人が書いたものか)をみきわめる必要があり、逆に「ワークフロー」に関する情報を提供するときは、書き手のスタンスをはっきりさせる必要があるだろう。

備考:このブログでの「ワークフロー」には「品質」は含むが「納期」は含まない、多分。

スポンサーサイト

2012.02.06 Monday | by スポンサードリンク

  • -
  • -
コメント
コメントを記入する